ドラクエ4で逃げる8回をすると会心の一撃が連発する件

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これはすごい裏ワザを発見しました!という何をイマサラな話ではなく。

たまにファミコンで遊んだりすると、ファミコン時代のゲームクリエイターは本当にすごいなあと思う。(もちろん今のクリエイターもすごいのですが)

なにしろファミコン版のドラクエ4のROM容量が4メガビット=512KB。iPhoneで撮影した写真1枚分より小さな容量で、あれだけのゲームと世界観がつくりだされていたことを思うと、何とも隔世の感がありますね。

ちなみに初代ドラゴンクエスト(いわゆるドラクエ1)のROM容量は512キロビット=64KB(ひゃ~)。

容量削減の工夫のひとつとして、カタカナは50音すべて搭載されていなかったそうです。

さてタイトルの話題に戻りますが、ファミコン版のドラゴンクエスト4では、逃げるを8回繰り返すと、攻撃の際、会心の一撃しか出なくなります。

いわゆるバグ技として、例の「カジノのメダルをすごい枚数買えちゃう件」と同様に広く知られていますが、その理由が「逃げた回数」用のカウンターがオーバーフローするから、というのを知ったのはわりと最近のこと。

逃げる回数は以下のようにカウントしていきます。

  • 0回逃げた状態:00000000
  • 1回逃げた状態:00000001
  • 2回逃げた状態:00000010 ※ボス戦以外での逃走成功率25%アップ
  • 3回逃げた状態:00000011 ※ボス戦以外で必ず逃げられるようになる

ファミコン版ドラクエ4の場合、通常戦闘時、「3回逃げた状態」で逃げると、必ず逃げられるようになっています(4回めの逃走は必ず成功するということ)。

したがって3桁め以降は必要ないメモリー領域になってしまうわけで、これを他のフラグ用に有効利用しようとしたわけです。

逃げた回数のカウンターとその周辺ビットは以下のようになっています。

1桁め:逃げた回数(1ビットめ)

2桁め:逃げた回数(2ビットめ)

3桁め:直前ターン状況保存フラグ(時の砂動作補助・0なら保存)

4桁め:パルプンテで「ちからがみなぎってきた」フラグ(1だと会心の一撃連発)

5桁め:敵を1匹倒すとONになるフラグ(戦闘終了時のメッセージ0:○○はいなくなった、1:○○をやっつけた)

6桁め:(Reserved)

7桁め:戦闘開始時に2種類以上のモンスターがいるとONになるフラグ(0:モンスター名表示、1:まもののむれ表示)

8桁め:パルプンテで「ふしぎなきりにつつまれた」フラグ

こんなふうになっているようです。

通常戦闘では「4回逃げた状態」は発生しませんが、逃走不可能なボス戦ではそれが起こります。逃げた回数のカウントは以下のように続きます。

  • 4回逃げた状態:00000100
  • 5回逃げた状態:00000101
  • 6回逃げた状態:00000110
  • 7回逃げた状態:00000111
  • 8回逃げた状態:00001000

逃げた回数が想定外にカウントされることで、容量がもったいないから他の用途で使っちゃえ!とした部分にまで繰り上がってきてしまいました。

そして8回逃げた状態のとき、ついに「パルプンテでちからがみなぎってきたフラグ」がONになるため、会心の一撃が連発するわけです。

ちなみにこのバグは初期出荷版のROMだけで発生し、後期出荷版のROMでは別アドレスで管理するよう修正されたそうです。

何ともおもしろいですね。

参考:『ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki』 http://wikiwiki.jp/dqdic3rd/ (2015年4月6日閲覧)

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